透析ネットワークについて

HIV感染患者さんの透析を行ってくださる御施設を募集しています。

北海道においてHIV感染患者数は年々増加しています。
また、HIV感染症は治療の進歩で生命予後が劇的に改善し、自分のライフスタイルに合わせた生活を地域で送ることができるようになってきました。
その一方、最近ではHIV感染患者さんの高齢化に伴う慢性合併症が問題となってきております。その中の一つに慢性腎臓病があります。
HIV感染患者さんの中には、抗HIV薬などによって腎障害を来している方が多く、慢性維持透析が必要な方も増えてきています。そのため、HIV感染患者さんが地元や旅行先などで安心して透析を受けることができるような体制づくりが求められています。

北海道HIV透析ネットワークとは…

北海道エイズ治療ブロック拠点病院に指定されている北海道大学病院と北海道透析療法学会が連携して設立したもので、ご登録いただいた御施設のリストを作成し、患者さんの紹介の際に活用されます。
登録していただいた御施設には、その地域で透析が必要なHIV感染患者さんが生じた場合に、透析の受け入れにつきご相談させていただくことがあります。
なお、登録リストは一般には非公開とし、北海道大学病院HIV相談室にて管理され、患者紹介の際にのみ使用されます。透析が必要になっても、患者さんが住み慣れた地域での生活が続けられるように、地域の透析医療を担っている皆様のご理解と、ネットワークへの積極的なご参加をお待ちしております。

登録申請について

登録申請書を下記よりダウンロードください。必要事項をご記入のうえ、FAX、または郵送にて送付ください。
募集案内・申請書ダウンロード(PDF)

すでにご登録をいただいている御施設もございますが、患者さんが安心して地域で生活を続けられるよう、より多くの御施設の皆様にご登録をしていただければ幸いです。 どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。

登録に関する照会および登録書送付先

北海道大学病院 HIV相談室
〒060-8648 北海道札幌市北区北14条西5丁目
TEL: 011-706-7025(直通) FAX: 011-706-7625

ネットワークを利用するには

ネットワークのご利用については透析御施設よりお問い合わせをいただきますようお願い申し上げます。

HIV/AIDS出張研修について

北海道大学病院では、HIV感染症の基礎知識や感染予防についての知識の向上のため、必要に応じて各施設に出向いて行う無料のHIV/AIDS出張研修も行っておりますので、この機会に是非ご利用ください。
HIV/AIDS出張研修について