北海道・日本・世界のHIV状況
北海道での2024年新規HIV陽性者・エイズ患者は37人
北海道における2024年1年間の新規HIV陽性者は28人、エイズ患者は9人となり、2024年12月末までの累積人数はHIV陽性者461人・エイズ患者265人で合計726人となりました(図1)(図2)。
また、厚生労働省エイズ動向委員会による報告では、日本全体では2024年1年間の新規HIV陽性者664人・エイズ患者336人(速報値)で合計1,000人、つまり1日あたり約2.7人がHIV感染またはエイズ発症が判明していることになり、日本全体の累積報告数は36,381人となりました。
日本全体の新規HIV陽性者及びエイズ患者報告数は2014年から減少傾向にあります。北海道は2015年の新規数が過去最多で2023年が2番目であり、2020~22年は減少しておりますが、新型コロナウイルス感染症に伴う検査機会の減少に影響を受けたもので、減少傾向には至っておりません(図3)。
世界では、UNAIDS (国連エイズ合同計画)の報告によると、2023年での世界のHIV陽性者は約3,990万人と推計しています。
エイズ予防情報ネット(API-NET)でより詳しいエイズ動向が確認できます。


